【初心者向け】IP(インターネットプロトコル)ってなに?
ここでは「IP」について勉強していきましょう!
【ゴール】
「IPって〇〇のことで、〇〇することができるんだ!」といえるようになること!
さて、ポイントはこの3つ!
この3ポイントについて解説していきます!
IPとは?
IPとは
IPとは、ネットワーク層(インターネット層)で通信する際に利用されるプロトコルのうちの1つ。
ネットワーク層では、IPのほかにICMP、ARPなどのプロトコルを使うことができますが、IPだけ覚えておけばいいでしょう。
IPがネットワーク層のデファクトスタンダード(事実上の標準)なので。
IPの種類
2種類あります。それぞれの違いについては後述します。
そもそもプロトコルとは?
コンピューター同士、通信を行おうとしても、それぞれの規格が異なると
うまく接続できません。
そのため、通信する時のお約束事として、同じ規格でネットワークに接続するようにします。
その通信する時のお約束事を「通信プロトコル」といいます。
IPv4とIPv6の違い
IPv4とIPv6の違い
どちらもネットワーク層(インターネット層)でインターネット通信する際に利用されるプロトコルです。
IPv4は、1990年代にインターネットの普及とともに使われ始めた規約で、現在でも広く使われています。IPv6は、次世代のプロトコルです。
2つの違いはたくさんありますが、ここではIPアドレスに着目しますね。
- IPアドレスの長さ:
(IPv4)32ビット (IPv6)128ビット - IPアドレスの表記方法:
(IPv4)IPアドレスを8ビットごとに区切る ⇒10進数変換
(IPv6)IPアドレスを128ビットごとに区切る⇒16進数変換
そもそもIPアドレスって?
IPアドレスは、コンピュータなどのネットワーク機器が持つアドレスのことです。
ネットワークの中の自分の居場所を示すことができます。
IPアドレスは2進数で表し、それを人間に分かりやすいように10進数または16進数に変換します。
IPアドレスの記載方法は、先述した通り、IPv4かIPv6によって異なります。
下はIPv4の例です。
(例)11000000.10101000.00000000.00000001 ⇒ 192.168.0.1
IPの通信方法
コンピューター同士で通信を行うときの通信方法について学びましょう!
ここでのポイントは3つ!
この3ポイントについて解説していきます!
IP通信で使われるデータ
IPは、「IPパケット」というデータを使って、通信を行います。
「IPパケット」とはなにか?まずはデータを受け取るところから、説明していきます。
◎受け取るデータ
ネットワーク層は、トランスポート層からデータを受け取ります。
ネットワーク層では、受け取ったデータに「IPヘッダ」というものが付与されます。(下図)
◎IPパケット
「IPヘッダ」と「データ」を合わせて「IPパケット」といいます。
そして、「IPヘッダ」の中に「送信元IPアドレス」と「宛先IPアドレス」が記載されています。
(その他、にはたくさんの情報が入っていますが、たぶん誰も覚えていないのでここでは割愛します。その都度調べましょ。)
IP通信の流れ
IPヘッダに記載されている「送信元IPアドレス」と「宛先IPアドレス」を見て、データが受け渡されます。
図では、
となっています。
そのため、IPパケットは「X」から「A」に受け渡されるということが分かります。
まとめ
ここでは「IP」について勉強しました!
IPについて聞かれたときは、下記を言えるようになりましょう!
IPは、「ネットワーク層(インターネット層)で使われるプロトコル」のことで、
IPアドレス等が含まれるIPパケットと呼ばれるデータ使って通信を行う